2009年12月20日日曜日

さらさ 風(ギター)と波(ハープ)クリスマスライヴ 1219

 さらさの音楽は風と波でできている。風が季節を運び、ハープの音色が波のように広がり聴衆を包み込む。9月のケーキカフェライヴの次はディナーコンサート。クリスマスディナーの会場は、さらさがいつも演奏している広島県立美術館内レストラン「マルコポール」。大理石の床がちょっとほかにない音響を生み出す。
 受付でmachiko先生と森川君がお出迎え(^^)machiko先生は黒いショールにドレスがおしゃれでさすがだけど、いつもラフでクールな森川君が急ごしらえな眼鏡とブレザーでなんだか浪人生ぽいf^^;(写真は演奏が終わったあと、ほっとしてるお二人)
 晴れやかな周囲のなか、クリスマスディナーなのにデコさんとおやじ二人でテーブルに着きました(:_;)
 玉城がいないときのmachiko先生はよくしゃべる。森川君もちょっとだけ頑張るf^^;クリスマスソングから始まったさらさのディナーコンサート。森川君のギターが冴える。5弦、6弦のベース音がクリアに響いて、ハープが広げる波紋を支える。2曲目に情熱大陸を持ってきて「イージーリスニングでない」さらさが始まる。コンテンポラリーも、オリジナルも進化してる。瞬時に煌めくギターのハーモニクス、力強く速い弾糸でテンションを高めるハープ。音楽がとても締まったかんじがする。東風~戦場のメリークリスマスの坂本教授楽曲は聴きごたえがあった。穏やかな海から、荒波のグリッサンドまでこなす完成度の高いさらさがここにいる。
 
 トークも進化しているf^^;今年の想い出で、来広したクリスタル・ケイとの共演や、マイケル・ジャクソンへのオマージュを語る。今秋に出したオリジナルCD「四季彩」に続き、春には第二弾を出す構想まで飛び出す。料理もおいしい。普段、食べられないフレンチコース。飲み放題でデコさんが手当たり次第飲んでいる。クリスタル・ケイって知ってる?と訊くと、知ってる知ってる、「あーあー、はてしないー」と大都会を歌い出したので慌てて口を抑える。

ジャクソンファイヴのI'll Be There. で思わず口ずさむ。さらさの音楽も「そこにいる」。さらさの次の課題は、machiko先生の歌かなあf^^;弾き語りして、みんなで歌いましょうと云ってくれたら盛り上がるなあ(^^)/

<フルコースメニュー>
 至福のアミューズ(ホタテ貝のポアレ・アンディーブのコンフィ添え)
 タラバ蟹とスモークサーモンの野菜畑
 牡蠣のクレームスープ
 スズキのポアレ・ラディッシュのグラッセ~赤ワイン酢ソース~
 ローストビーフ~西洋わさび・タップナードのムース仕立て~
 クリスマスデザート(フォンダンショコラと苺のムース)
 パン コーヒー
・Free Drink
 生ビール・酒・焼酎(芋・麦)・グラスワイン(赤・白)・梅酒・・・

デコさん、声おおきい・・酔っ払いすぎだよ(* *)

2009年12月12日土曜日

上原ひろみ 日本ツアー 広島廿日市 1211

 2003年にアルバム「Another Mind」で世界デビューし、いまも世界を飛び回る上原ひろみ。初めて味わう感触の音楽だったことをおぼろに覚えてる。広島は一年ぶり。先週はニューヨークにいたらしい。
 18:40 相変わらず人がいない廿日市市役所前電停。今日は平日。開演の19時までに入るために会社を定時ダッシュ。タクシーでは渋滞にいらつき、紙屋町西から乗った路面はぎゅうぎゅう詰め。満員の宮島口行きの電車に揺られ45分。みんなはどうやって辿り着いたのだろう。さくらぴあではすでに長蛇の列ができている。ジャズのファンはみんな年齢層が高い。たまに音楽専攻ぽい会話してる学生やピアノに熱心そうな母娘連れが目にとまる。
  ステージにはグランドピアノが一台。開演前の静まりで、遅れてきた客のヒールの足音が会場に響き渡る。うつむいたままの猫背の上原ひろみ。手が動いた。速い、止まらない。練習曲ぽいけど、リンゴの皮むきみたいにずっと音が連なって、その皮が薄かったり、厚かったり、細かったり、太かったり、ともかく密度のある音の塊が途切れない。かつてアルバムを聴いて弾力ある感触と感じたのはこの立体感のある音色のようだ。
 イタリアの海のシシリアンブルー、ニューヨークのハイウェイと摩天楼、ホームタウンとなったスイスのベルンやポルトガルと、自身の体験をもとに世界旅行に誘ってくれる。青いイタリアの海を表現するにも、水面のさざ波を想起させると思ったら、突然、海深く潜り、そして次の瞬間には空高く舞い上がり島や船や海を見下ろす。
 上原ひろみは画家のタイプではなく、彫刻家で、建築家なんだろう。音の広がりと組み立て方、削り方、俯瞰する自在の視点がそれを物語る。そして子供のままの感性と感情の爆発。摩天楼のなかを走るハイウェイでの疾走感。モーター音や加速度の体感を擬音して、過ぎ去る風景描写を一台のピアノと全身を使い表現する。腰をうかせ、手を打ち、響板を叩き、踵を床に打つ。弦とハンマーに直に触れ、鍵盤だけでは出せない高低の音色でタンバリングする。随所にタン、ハン、アンと叫び、スキャットまで飛び出す。自由奔放な表現を支えるのは、天賦の才能と熟達したピアノさばきだ。打鍵の深さ、速さ、指の運びを曲ごとに完璧にコントロールする技量が驚愕のステージを生み出す。高いテンションのものから、柔らかで温かい音の膨らみも卒なく軽やかに紡ぎだす。
 大の食いしん坊だといい、世界の甘いものを食べ歩く。フランスのシュー・ア・ラ・クリマ(シュークリーム)を口にしたときの喜び。舌が甘さを感知し、ドーパミンがシナプスを伝う、そのひとつひとつが擬人化されはしゃぎだす。二部の最後はラスベガス三部作。ラスベガスのきらびやかな夜のショータイム、真昼の太陽、ギャンブラーの興奮と失望。スロットの擬音で会場とかけあうコールアンドレスポンス。作曲家としての能力もすごい。ジャズという表現ジャンルをこえたら、後世に残るバラードさえ生み出せそうだ。
 途中で10分の「調弦」休憩をはさみ、2時間半フルパワー。後半で演ったカノンでは、ただ綺麗にまとめるだけでなく、鋼線に細工をしてかすれた音色を練りこむような演出をしてくれる。派手な楽曲のあと、タオルで汗を拭きながら現れアンコール。最後の曲ですと、PLACE TO BE(自分の居場所)を演奏。カノンと同様にほっとするような、心地の良さがある。こういう上原ひろみもいい。かといって、彼女がそれで終わるわけがない。またジェットコースターが動き出す。ジャズフレーズをリフレインし、会場を沸かせ、手拍子が起こる。響板を叩き、床を踏み、跳びはねる。上原のパフォーマンスでさくらぴあホールのアラジー、アラバーも笑顔だ。ピアノとも会場とも一体となって感情を爆発させた上原ひろみ。高々と拳を振り上げてステージを去って行きました(^^)

2009年11月29日日曜日

MISIA  星空のライヴⅤ 鳥取 1129 

 「つつみ込むように・・・」でデビューしたのがもう12年も前。当時はまだ19歳だった。その唐突な才能の出現の衝撃度は、最近の歌手では「愛をこめて花束を」で鮮烈な登場をした越智志帆(Superfry)に近い。どちらも小柄で新人ながら圧倒的な声量と高い完成度を持ち合わせていた。
 MISIAのアルバムは何枚か手にしたことはあるが、特別にフェイバリットなものではなかった。ヴォーカリストとしてはすごいが、声質として切れとか冴えが響きにくいところがあり、ファンにはなりきれなかった。大阪城ホールや横浜アリーナの二夜連続をこなす星空のライヴ全国45ヵ所ツアー。当初、鳥取は入っておらず、最後の調整で追加されたようだ。 MISIAは二日前から鳥取入りし海と山の幸を堪能したという。
 席は前から13番目の「す」列。ステージに近い。3曲目からは総立ち。二十代が中心のコンサートは久しぶりだ。アンジェラ・アキと同年代だが、訴求する層が違う。アンジェラはアーティストで、アスリートだ。日々のトレーニングによって精緻に鍛えられた体躯で、見事に共鳴腔を制御して、遠くまでとおる声で自身の思いを届けてくれる。MISIAはアスリートよりも「格闘家」といったほうが近いのかもしれない。越智志帆がまっとうなボイトレを受けつけず、もって生まれた声帯で衝撃を届けるように、MISIAもまた天性の喉で聴く者を圧倒する。あんな声の出し方したら声帯痛むし、あとが続かないと思うようなフルボリュームで声を荒げ、そのテンションのまま延々と歌い続ける。青を基調としたボへミアンドレスにターバンストール、その下は長めの蛍光のエクステを絡ませる。激しく動き、シャウトしつづけるMISIA。高い音域を崩さず質量感のある声を出し続け、生身の情感のかたまりをそのまんま客にぶつけてくる。もうゾクゾクするざわつきをおさえられない。その波にのまれたら、身をまかせるしかない。
 ソプラノサックスとMISIAの掛け合いが目立ち、ギターもキーボードもドラムもおとなしい。常に歌い続け、間奏でもシャウトするMISIAに楽器のソロは入れない。ベースがしっかりと低音域を響かせ、バンド全体のバランスをとっている。惜しげがないフルボリュームはそれだけで凄味があるが、どの曲でもフルパワーの展開がワンパターンで、CDだけ聴くとその重さが平板な印象を受けるときもある。
 生のMISIAはすごい。ライヴでは、圧倒的な質量のかたまりの波に飲み込まれ、胸がざわつく。「everything」ではCDをはるかに超える迫力ある展開とエンディングでの裏声で繊細な仕上がりを聴かせてくれた。
 もう「包み込むように・・・」の自分ではないという意識があるのか、デビュー曲を歌ってくれなかったMISIA。いまだからこそ、いまのMISIAが歌う「包み込むように・・・」を聴かせてほしい。ともあれ、全身でフルボリュームで、フルテンションのまま鳥取を魅了してくれたMISIA。おつかれさまでした。今日の烏賊も蟹もうまいはずです(^^)

2009年11月21日土曜日

休日の朝に聴くカントリー 足利陽一

 晴れた休日の朝、たまにカントリーを聴く。といっても持っているCDは一枚だけ。足利陽一のYellow Roses 。寒くなってくると、ちょっと陽射しの暖かさとか草の香りがする音楽が聴きたいときがある。そんなとき落ち着いた低音のボーカルとスティールギターが妙にあう。山口玉三郎のアコースティックの弦の響きが全編に冴えて目覚めに心地よい。
 自らのベースメント(新浦安)だけでは物足りず、高田馬場、六本木と活躍の場を拡げる足利陽一。カントリーミュージシャンと歯医者とどちらが本業か、本人はわからなくなっているらしい。
<出演中>
六本木 RabienRose・TAO's http://homepage3.nifty.com/taos/
高田馬場 Lone Star ★ Cafe  http://homepage.mac.com/jtka/cafe.html
新浦安 HUB  http://bar-navi.suntory.co.jp/shop/0473815207/

LIFE375 心に寄り添う声 川江美奈子

欲しいときに、心に触れる川江美奈子の声。心が痛んだとき、ずっと寄り添ってくれる。月明りの粒子のように、優しく降り注ぐ声とピアノ。秋、冬、春は川江美奈子。LIFE375。満を持してのオリジナルアルバム。もっとも広島にきてほしいアーティストです。

01. 春待月夜  02. Rainy story  03. 孤高の君へ
04. ピアノ   05. 真実       06. いつも通り
07. 旋律 08. 三年目 09. I love you  10. プレゼント


http://blog.oricon.co.jp/minako_kawae/

2009年11月8日日曜日

妹尾美穂 広島降臨 Jazz Live Comin 1108

 広島と岡山の混成セクステット(トロンボーン・トランペット・サキソフォン・ピアノ・ベース・ドラム)で妹尾美穂が広島初上陸。真昼間のジャズライヴ。コンクリート打ちだしの狭い店内はすし詰め状態。派手なブラスの立ち上がりのあと妹尾美穂のピアノが響く。緑の風に、水面が揺らぐ。 妹尾美穂が届ける音符はモイスチャーリンスされて、一粒一粒が春の雨のように優しく心に触れる。α波を生む魔法のピアノ。
 バンドリーダ大月の選曲は軽快な展開が多い。うしろから見る妹尾美穂も楽しい。以前、その軽やかな心地良さから妹尾美穂を「歌うピアノ」と称したが、実は「踊って歌うピアノ」だった。つねにステップを刻む足。大きくしなり、揺れる肩。全身が躍動している。
 今日のブラスはかっこよかった。BIGNAMEなんかいらない。そこにグルーヴがあることが楽しい。なめらかなトロンボーン。情熱的なサキソフォン。激しい叫びからフリューゲルの柔らかな音までこなすトランペット。
 妹尾美穂のオリジナル「ソングオブサイレンス」にブラスが絡む。アレンジが斬新で楽しい。風が吹いたあと、短く響く冴えた音が連なり、テンションを積み上げる。ひとつひとつの打鍵に胸の奥がざわつく。テンションの高まりとその一瞬の崩壊の繊細な展開が妹尾美穂のセンスだ。
 初めて聴く広島のファンはすっかり魅了されている。これからの広島での活躍が楽しみです。http://www.jazzcomin.com/
http://mihopower.blogspot.com/

路面電車貸切女子イベント 玉城ちはる さらさ 1107

  古本屋と純喫茶を愛する企画?「お好み本ひろしま」イベントに参加してきました。Tシャツで歩けるくらいの小春日和。広島駅南口に細マッチョなmachiko先生と森川君を見かける。受付でもらったお土産はオタフクソースf^^;
 広島~江波往復の一時間半の旅。野口美紀さんのオカリナと昭和なヲルガン座勤務のゴトウイズミさんのアコーディオンに、玉城ちはる with さらさ。それぞれが自分の好きな本を紹介し、電車に揺れながら演奏する。音が逃げるので窓を閉めると冷房のない老朽車両は暑い。
 派手なピンクタイツが目立つ。ブッククロッシンガーの玉城ですと第一声。さらさを紹介して、「machiko先生きれいでしょう?でもわたしの方がきれいよお」と笑う。でかくて、よく通る声でemilyを歌い出す。吊革につかまって歌う玉城。情念の結晶、愛の種では、オフマイクで車内を歩きだし、得意のユニバーサルアクションで乗客を惹きつける。揺れる車内でも、さらさの演奏はクオリティ高い。
 文化放送で、朗読の仕事もこなす玉城。昔話を語る。ジイサン、バアサンのセリフを言わせたら日本一かも。「若返りの水」で赤ん坊にまで戻った婆さんの話をして自戒する。昼間のイベントなので、今日はエロトーク封印かと思いきや、詩人で大塚寧々と離婚した三代目魚武濱田成夫が好きだと言い、詩の一節「それより、君のスカートのなかが見たい」がぐっとくると嬉しそうに語る。おお、やっぱり玉城だ(^^)/ 今回はシンカイノハモンが聴けなくてちょっと残念f^^;

2009年11月7日土曜日

横浜マリンタワー 山下公園 中華街 夕景 1103

横浜ベイブリッジの上の小さな丸は満月。 氷川丸にはもう入れない。
5月に新装した横浜マリーナタワー91mからの夕刻の眺望。友人の行きつけ馬(マー翁)さんの中華はどの料理をおいしかった。

2009年10月25日日曜日

うずら ぶちえぇ竹原まつり TVビンゴ 1025

芸陽バスのかぐや姫号に乗り昔話の里、竹原へ。途中で見た竹原の市役所は昔の鳥取市役所に似てる。駅前のリトルマーメイドは日曜なのに定休日。駅前の竹原ショッピングパークは、おしゃれっぽいがシャッター街。なんだか鳥取に帰ってきたみたいだ。
 地図を片手に町並み保存地区に向かう。年配のカップルが数組、そぞろ歩きしてる。鐘つき堂から見る竹原の町は山に囲まれ静かにたたずんでいる。
 山と海が近く、穏やかな陽射しが注がれるこの町を、友人の父は晩年の暮らしに選んだ。その気持ちがわかる気がした。
 町並み保存地区の帰り際、小さな和菓子屋に立ち寄り、しば餅を購入。しっとりとしたしばの葉にくるまれた柔らかな餅をライヴ会場でいただきました(^^)
 バンブージョイハイランド行きのバス待ちのため、自然にレトロになった駅前の喫茶店に入る。ピンク電話が鳴る店で、ウェイトレスのふくよかなおばさんもとてもレトロだ。
 バンブージョイハイランドって、・・広場だf^^;体育館とか、ステージがあって、周囲は山。山側には竹が生えてるけどタケノコ取り禁止の看板。たくさんのフリマや屋台が並ぶ。カレーライスもタコ天もフランクフルトも美味しかった。筍の天ぷらは食べ損ねた。
 うずらを初めて見たのは一年半まえの四月の終り。五月の陽射しになるまえの水辺のコンサート。水面を渡る風が心地好かった。そのとき、うずらの凛とした清冽な歌声を初めて聴いた。空を羽ばたく、うずらにはやっぱり野外が似合う。あれから、インターネットテレビのぶちえぇ竹原でも、レギュラーの座を獲得し、竹原ではすっかり人気者だ。
ホリケンのぶちえぇ竹原 (TVビンゴ)
http://www.tvbingo.jp/~ch00/tvbingo_live/fri_take_backno.html
ライヴ前に、ホリケンさんとうずらさんのツーショットが撮れた。うずらがおしゃれだ。初めて見たときはよれよれジャージで出演者でなくスタッフと思っていた。ステージではマフラーにブーツ。もう、無国籍無頓着Tシャツのうずらではないf^^;
ホリケンさんの司会でうずらとかぐやパンダース登場。直前にドラムの足がつり大騒ぎ。やっぱり、おやじバンドバトルだ。
 いつも弾き語りのうずらで聴くうずらの曲だが、バンドのビートにのるとそれも気持ち良い。
 ポツリポツリと降っていた雨がうずらの歌声で止んだ。あたりの木々は紅葉をむかえ、やわらかな初秋の風が葉を揺らす。
 緑の芝生の客席に、次第にひとの輪ができる。カメラでステージを撮りつづけてる中学生くらいの女の子たちがいまの曲は・・だよねといって、憧れのまなざしでうずらを見つめてる。おお、ファン層が拡大している(^^)
 カバーでは「風をあつめて」。とてものびやかで柔らかいかんじが楽しい。
 名曲「ハイビスカスのしずく」は、しっとりで、今日の空と山の空気にとてもあってたなあ。
この歌詞読んだらわかるよ。失ったもの、返らないものの切なさ。こんなふうに伝えられる?
「大切な思い出の置き場所をずっと探してる。今がどれほど満ち足りてもあの頃には勝てない。君もそうだろう・・・」  うずらはホントにすごいよ。
 「きっと、もっと」のアレンジが聴かせる。すべての曲が円熟の時期を迎えている。うずらも曲とともに、成長しているんだろう。
 友人のロックテイストな楽曲で、手拍子が弾む。こういうのもいい。新しいうずらの一面が見える。そして、うずらの初代、手拍子ソング、「ねじをまこう」。
 たくさんのきずなで、いまのうずらがある。友人たちのたくさんの声援が、うずらに届けられる。「うずら」が始まるきっかけとなった「きずな」が最後の楽曲。歌い終わった晴れやかな笑顔がすがすがしい。
たくさん食べて飲んで、地元のバスに乗って、竹原経済に貢献した秋の一日でした(^^)
成長を続ける「うずら」のブログ(うずらのあからさま)です。
http://uzurasong.blog122.fc2.com/

2009年10月18日日曜日

安芸楽団 佐々木彩 廿日市さくらぴあ 1018

 廿日市市役所前。電車を降りると、街の匂いがしない。会場まで徒歩七分。あちらこちらの建物は新しいが点在していて密度が低く、駅から会場までのあいだスーパーがひとつだけで飲食店が見当たらない。まるで新しい市役所をたてるために切り開かれたような地域だ。

 12月には上原ひろみも来るという廿日市さくらぴあ。市役所と図書館とホールが併設されている。来週予定されていた尾崎亜美と加藤和彦のポスターには中止の張り紙があった。

http://www.hatsukaichi-csa.net/cms/event/2009/10/post-29.html 
 安芸楽団は広島在住の音楽家の集団で、篠笛、シンセサイザー、和太鼓が和風フュージョンサウンドを織り成すという。
 そのなかで、佐々木彩が琴と唄を表現する。以前、佐々木彩がピアノ弾き語りのライヴで、自分は声のプロ、声を職業にしているという話をした。だから、歌はもちろん、ナレーションや語りを含めてのプロだと。口腔・鼻腔を中心とした共鳴腔の制御(弁をつけたように)ができるといって、モザイクの人の声真似をしてみせてくれることがあった。彼女にはその共鳴の武器がある。
 例えば、ケ・セラ・セラのようなありきたりの曲の序盤で、シドレドシ、ラシドシラ(かな?)の女性が裏声で使わないような音域を裏声で表現するんだけど、その共鳴が胸を打つほど美しい。ボイストレーナでもある彼女の歌声は、声の粒子が均一に揃い、とてもまろやかだ。ただ、それだけでなく、鳥肌を立てさせるほどの「響きの冴え」を持つファルセットなのだ。
 砂山やからたちの花など、昔の日本の楽曲を切れのある琴と唄で和をパフォーマンスする佐々木彩。歌唱がなめらかで、すっと心に入りこんでくる。ファルセットの共鳴がまさしく琴線に触れる。琴のパフォーマンスものびやかだ。グリッサンドが鮮やかで、ピアノタッチの音使いが斬新でメロディーラインが活きる。
 ベースの梶山シュウは、亀仙人の風貌だが、44歳、44曲、4時間ライヴをやったばかりの辣腕ベーシスト。パット・メセニーのギターのような甘い幻惑の空間までベース一本で創りだせる魔術師だ。梶山と佐々木彩の仲良しトークは楽しい。
 安芸楽団でのびやかにパフォーマンスする佐々木彩。これからの佐々木彩がさらに楽しみだ。
http://www.akigakudan.com/

2009年10月12日月曜日

THE BOOM 20th Anniversary Live Tour 広島 1012

島唄のヒットから16年。THE BOOMがデビュー20周年を迎えた。10年くらい前に、3年続けてBOOMの野外を聴いた。 大阪城野外音楽堂が2回と兵庫の滝野。何れも季節は初夏で、ファンは20代半ばの女性が中心だった。
10年たつと、年代層も変わる。女性が中心なのは同じだが、10歳ほど上にあがったかんじだ。そして、小学生前の子供連れがあちらこちらにいる。開場前のアステールプラザの2F入口に整然と並んでいて、大人も子供もみんなとてもおとなしい。
 17時過ぎ、メンバ4人にスポットライトがあたると濁点をつけた黄色い歓声が響き渡った。ミヤ、カッコイイとほとんどの視線が宮沢に集中する。縦ノリの総立ち。3曲目には宮沢がいう衝撃のデビュー作、「君はTVっ子」で、会場の興奮はいきなりピーク。幼い子供たちは、最初はしゃいでいたが、だんだん周囲の大人の精神状態についていけなくなって、動きを止め唖然としている。
 急にしっとりイントロの「からたち野道」。これはきっとジャンル的には演歌だけど、艶歌だ。宮沢の声は色っぽい。いろんな実験を試みようとも、この声の魅力が多くのファンを惹きつける。
 新曲のスローバラードなど織りまぜるが、そろそろ子供たちが我慢できず、あちらこちらでぐずりだす。トークの最中でもおかまいなしだ。
 宮沢が「星のラブレター」で原宿ホコ天時代のエピソードをからませ会場をわかせる。喉も絶好調。「月さえも凍る夜」は名曲だ。青い月の光のトーンで、ひとつの世界を創り上げるかのようなスケール感がある。宮沢のなめらかで伸びのある歌唱が冴え、身体がしびれるようだった。
 宮沢の基本はロックだ。沖縄やブラジルやジャマイカと融合し触発されようと、ロックヴォーカリストとしての色気が宮沢の魅力の原点だ。華麗なるミヤザワツイスト、ミヤザワステップが、30代女子の胸騒ぎを煽ぐ。シャツを脱ぎ捨てて、黒いタンクトップとジーンズの出で立ちとなった細マッチョの宮沢に、濁点の黄色い歓声が再々わきあがる。
 「真夏の奇跡」はあの島唄の直後のシングルだった。そのときTVの歌謡番組の司会者が、島唄のあとにこの曲は意外ですねと訊いたとき、宮沢が「僕らはいろんな顔を持っている。これがBOOMなんです」と応じた自負を覚えている。そのスリリングな曲の展開と宮沢の歌唱にすっかり惚れこんでしまった。
 「神様の宝石でできた島」「ブランカ」で会場を大きく波打たせ、最後の曲は「島唄」。世界中で、多くのアーティストに歌われるエナジーを持つほど不思議な魅力をたたえる楽曲。去年、沖縄の海辺に、手榴弾で自決したひめゆりの生徒の60年前の校章が見つかった。思いをあらたに、この曲をずっと歌いあげていきたいと。歌いだしをアカペラにアレンジして、天に届けるかのように叫び出し、島唄がはじまった。会場の全員が歌う島唄。女性が多くて、とても爽やかな安定したコーラスだ。そして、アンコールの「風になりたい」も、もちろん全員で歌いあげる。 いつの間にか開始から3時間近く過ぎている。
 2度めのアンコールは、新曲のMy Sweet Home。ゆったりと歌い届け、1200人の観客を魅了しきって、ステージを去っていった。
 うるさかった子供たちのことはすっかり忘れていた。あの熱狂のなか、疲れて眠ってしまったようだf^^;あの世代がBOOMの魅力をわかってくれる日はいつになるだろうか。

初秋 陽だまり 比治山の猫

比治山の朝は猫の鳴き声で始まる。いろんなひとが持ち込む朝食を存分に平らげたら朝のお手入れでリラックス(^^)



2009年9月23日水曜日

SAYAKA "Palma Habanera" 発売記念ツアー 神戸 チキン・ジョージ 0922

Chicagoの誰かが足を折って神戸公演が中止になった。かつて、よくSQUAREを聴いた生田神社横のチキンジョージに足を踏み入れると、Palma Habanera(ハバナの手拍子)の渦が待ちうけていた。

http://www.sayaka-violin.com/
年末には親善大使としてキューバツアーを敢行するSAYAKAメンバー。スペイン、アルゼンチン、キューバの音楽を愛する筋金入りのベテラン揃い。肩の力を抜き、なめらかに音を配合するピアノ、フラメンコギターの明るくて、でもリリカルな音色、攻め立てる両腕タトゥーのダブルパーカッションと温かみのあるコーラス、クリアでSOLIDな質感と存在感を示すヴァイオリン。禁欲的なほど出しゃばらないのに、弦のゆらぎ、絞り、高いしゃがれた音がきっちりとハマり色っぽい。バンドメンバを信頼しきっているからできるんだろう。
(葉加瀬 太郎はソロツアーも含めて何度か聴く機会があったが、ヴァイオリンがおしゃべりすぎた)
プロの仕事を目の当たりにしたシルバーウィークでした(^^)

2009年9月21日月曜日

妹尾美穂TRIO & 多田誠司 0921鳥取

静唱、スパイラル、ブライト・チェリー・ブロッサム、アメジストとオリジナルが冴えてました。いつものTRIOの涼やかな色に、多田ならぬ熱っぽい暖色系のヴォーカル(Sax,flute)が入って、楽しい特別なひとときになりました(^^) ・・イヨヘイは今回ちょっと遠慮してたかな。
http://mihopower.blogspot.com/

秋晴れ 浦富海岸 鴨ヶ磯

秋晴れのシルバーウィーク、夏よりも藍に近づいた浦富の青です。

2009年9月5日土曜日

さらさ ケーキセット付きカフェライヴ 0905

CD「四季彩」完成記念、ゆかりの地横川でのケーキセットカフェライヴ。プレゼントコーナまであって、森川君から風邪うつされた寡黙なmachiko先生もよくしゃべてくれました(^^)
  童謡をモチーフに、四季の風景を奏でる。ギターの横糸、ハープの縦糸が織りなすさらさの優しい音色は心地よくて落ち着く。ギターは風、ハープが波。ハナミズキや、サザンメドレー(真夏の果実、つなみ、エリー)、君の瞳に恋してる、アンコールの「見上げてごらん夜の星を」のアレンジが新鮮でした。一押しのハイビスカスは最後にもう一回。なんと、machiko先生がマイク片手で、みんなでハイビスカスのサビを歌おうよと呼びかけてラララのなま声披露。アンコール前の涙も乾いて晴れやか(^^)
 
 四季折々の表情がある。春の風が運ぶ陽にあたった土の匂いや、咲き始めた花の芳香。夏の新緑、水のきらめき、ひたすらの青に入道雲。夕立あとに立ち昇るアスファルトの匂い。会社のビルの窓から見るまんまるに熟した夕日の紅。色とりどりの落ち葉や清冽な朝の空気。きっとそのときどきの驚きや喜びを感じられることの幸せを伝えるのがさらさの音楽なのだろう。特別なことだけが幸せじゃない。特別なことってめったに起こるもんじゃない。楽しいこと、つらいことを繰り返すように仕組まれてるのが人生。そんななかで、さらさの音楽は、季節を感じられる自分でいることの大切さを教えてくれました。

2009年8月30日日曜日

ナターシャ☆クミン @長楽寺スタークラブ 0829


 デコさんの独身最後(家族が帰省中)の8月29日の土曜、長楽寺スタークラブで歌ってきました。デコさん2曲、ジェリクル&デコ?で3曲。お客さんはほとんど出演者だけど、「島唄」の手拍子・盛り上がりは嬉しかったなあ(^^) 
 初めて、ナターシャ☆クミンを聴いたのは、みーたんのサイト。当時、ギターを始めて半年だったのに、オリジナルの「FLY」を堂々と歌いあげてた。印象はポップでロックでキュート。フォーク向きの綺麗なとかストレートな声質ではなく、胸のどっかにひっかかる甘辛のテイスト(和でも洋でもなく中華?)がある。「声」に魅力がなければいくら歌がうまくても惹かれない。今回はパーカッショニストのエリック玉置さんを従えて、カバー中心のステージ。骨格のしっかりした曲を歌うとナターシャの力量が際立つ。相変わらずの姉御オーラ全開のステージでした(^^)

2009年8月23日日曜日

ネムカカ@楽座 0822


ネムカカのムーンライトファルセットと、精緻に創り上げたギターの音色には、きっとマタタビ系の媚薬が仕込まれている。ネムカカ主催で4グループが出演。金座街での路上ライヴに慣れていると、ネムカカの時間があまりに少なく感じる。いつまでも聴いていたい、たゆたうゆらぎの世界。特に好きな楽曲は、スローモーション、風に夕暮れ、また明日。アンコールは猫な日々でした。
http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=fujimizu

2009年8月22日土曜日

猫カフェ まねき猫@横川 

いつでも、10数匹のおっとりした猫が迎えてくれます(^^)

2009年8月13日木曜日

上綱克彦&朝倉マコ(Maco) @Cafe Jive 0813


 Macoとレイニーウッドのリーダ上綱さん(「青い瞳のステラ」の作曲者)のコラボ。Macoは硬質なハスキーヴォイスが魅力。高めの音域でのテンションが楽しい。ワイヤーのようにしなる、solidな手ごたえのある声の持ち主。声を構成する糸が金属質を纏っていて、ザラっと肌に触れ心がざわめく。

 ふらっと入ったCafe JIVE。スクリーンにはパットメセニーグループ。思わず一番前の席に陣取り、揺蕩うゆらぎの音楽世界に浸る。ときどき白い、ちょい大胆なカクテルドレスを着たお姉さんがスクリーンを横切る。あれ、表には何も掲示なかったけど何かあるの?30分ほどするとパットメセニーが途切れ、スクリーンが上がる。


 ピアノが鳴り、MCなしで歌いだすMaco。ハスキーでしっかりした歌唱。(オープニングは弥山開創1200年をモチーフにしてMacoが作詞、上綱さんが作曲したオリジナル「時空のおくりもの」でした)4曲目のジャーニーのヒット曲Open Armsで、エンジン全開。佐々木彩のように女性としては音域が低いのだろう。男の歌がはまる(マイケル・ボルトンも歌ってくれた)。ワイヤーの絹糸に、硬質感とザラつきがあり歌が生きる。何より英語と親和性が高くなめらかだ。

 ノーチャージなのに2時間を超えるライヴ。MCなしで歌いきるのが今回のコンセプト。でも後半は、Macoと上綱さんのゆるいかんじのやりとりでMCが始まる。歌いながら曲を決め、Macoが手書きの楽譜を上綱さんに差し出す。上綱さんの即興アレンジの間奏・後奏も楽しい。Macoは驚きながら嬉しそうに聴いている。 

 イマジン、ユーアーエヴリシング、ユーヴガッタフレンド、オールバイマイセルフなど70~80年代の懐かしい名曲を自分の歌にして観客に届ける。イマジンのジャージーな崩し方は斬新でどきどきするかんじだった。最後に英語の曲をリクエストすると、なんとQUEENのボヘミアンラプソディ(^^)/。数年ぶりとのことで、歌詞はトンでたけど、上綱さんとコーラスしてセッションしてくれました。締めは、オープニングの「時空のおくりもの」。質感たっぷりに歌い上げて会場から大きな拍手。そして、柳ジョージとレイニーウッドのリーダ上綱さん自らが名曲「青い瞳のステラ」を弾き語るサプライズ。Macoのハモリが心地よい。

 ライヴのあと、上綱さんもMacoさんも、気さくに話に応じてくれて嬉しい。Macoは英語の曲のインパクトが強いけど、日本語のゆったりした曲でも「蘇州夜曲」とかを、あのざらつきを意識して歌ったら、ちょっとすごいかも。とても楽しみな才能に出会えました(^^)

Maco meets Rainy Wood
時空(とき)のおくりもの~1200年弥山(みせん)
http://www.youtube.com/watch?v=ACubQTpDg0s

2009年8月9日日曜日

鳥取納涼花火大会

雨中の花火大会。1時間5000発。風なくて煙で花火が隠れる。雲に投影される雷を見てるようでした。

2009年8月8日土曜日

玉城ちはる  森恵  さらさ (8月7日@楽座)

広島の元ヤンf^^;歌姫、玉城と森の競演が真夏の楽座で実現。あの楽座に客100人。いつもの玉城の客層よりもいくぶん若い(森恵目当ての兄ちゃん達がいる)。空調は効かない。となりのお客さんと肌触れ合うくらい敷き詰められた椅子。開演は20時予定。さらさの森川君(guitar)とmachiko先生(今回はPiano)が所在なげに玉城の登場を待つ。森川君が耐えられなくなって(可哀そう)玉城を呼びにいく。ゆーうるく、玉城登場。さらさをいじり、客をいじり、相変わらずのエロトークで会場を沸かす。抑えられない情念を吐き出すように歌いかけ、大きく腕を使うパフォーマンスで客に愛を呼び掛ける。フォークの枠におさまらなかった歌力で、会場がさらに熱くなる。やはり、「シンカイノハモン」は楽しい。情念の結晶「愛の種」を歌いきって、森にバトンタッチ。
森恵に声かけたのは、玉城から。森川君のいとこと森恵が友人なので、森川君にメールしたら事務所通してくださいとつれない返信。ちゃんと事務所通してコラボ実現。最初の声かけが、「福山のヤンキーだよね」「広島の総長ですよね」とレディース合戦(^^)だったとか。いまでは、森が姐さんとよんで慕う仲。
シールド入れないで弾き語る玉城。理由は「わたしのギターで巨匠)森川がリズムを崩す」からと。玉城の今年のテーマは、お客さんから「オカマに間違われないこと」らしい。
玉城と入れ替わり、森恵が登場。かつて、その声を金座街中に響き渡らせた彼女は、いまでもアリスガーデンに帰ってきて歌ってくれる。「いつからかしんないけど元ヤンと言われるようになった。・・こんなに可愛いのに」といって会場の空気をなごませる。つい最近CDでメジャーデビュー(手売りでなく店で買える)したという森恵も、選ばれた声を持っている。遠くまで響く、よく「とおる」声。芯があって、透明感がある。玉城のように情念を声にふくませるタイプではない。高音部の声の切れが魅力だ。ギターワークは軽やかで小気味よい。タンバリンを床に置き、左足で踏んでリズムを叩き出す。プロデューサの思いつきで急遽エレキギター2曲をライヴ初公開。真赤なエレキが似合う。パーカッション代わりにギターを叩き、ループマシンにリズムを落とす。途中でハモリもループに入れてワンマンデュエットを聴かせてくれる。最後の曲では、ララアララアーと会場みんなでええかんじで歌ってた。
ラストステージでは、元ヤンふたりの揃い踏み。174㎝の玉城(内ヒール9㎝)と153㎝の森(内ヒール3㎝)。辻香織もそうだが、玉城はどうやら小さい女が好みのようだf^^;東京で女一人がやっていくには強さと高さがいると玉城。さらさの伴奏で、夏にふさわしい2曲を競演。琉球ソングの「花」とサザンの「真夏の果実」。声質の違いが際立って、とても楽しく聴けた。ギターを持たないで歌いあげる森恵の「真夏の果実」は絶品だ。

さらさも大活躍。森川君もmachiko先生も、玉城と森にいじられながらも、しっかり次回ライヴとCD発売をアピールしてました。周囲がオヤジだらけで、汗臭くてほんとにむさ苦る暑かった真夏の楽座でしたf^^;