風もなく、空調も(効か)ない広島駅地下エールエールのステージ。椅子に座っているだけで汗が流れ出す。月に一度のイベントのようだが、集客はちょっとさびしいかんじ。
オープニングはデビュー曲「夢のカケラ」。ふたりともソロがとれる。どちらがどのパートをやってもそれぞれが完璧にこなせてしまう・・・(はず)。
Mamiはビブラートを効かせた深く低い声を持ち、倍音ファルセットまで披露する広い音域で、切れ味のある歌唱ができる、もとより完成されたヴォーカリストだ。
Norieは遠くに響くよくとおる声を持つ、Mebiusのリードヴォーカルだ。だからこそ、個性をどう出すかで悩む時期がある。力めば、ローングトーンが裡にこもり、外に開放されず、ベタっと重くなる。地声を生かそうとすれば、荒さや雑味が浮かぶ。何度も自分の声に繰り返し向き合って歌唱を磨き、聴衆の心に真っ直ぐに届くクリアで力強い声を手に入れた。
夢のカケラの間奏部分で、心をのせて思い通りにシャウトするNorie。新生Mebiusを象徴する歌唱だ。いまやMebiusの歌唱はメジャー級です(^^)/
CD発売が大人の事情で言えな~い♪のが残念だが、ふたりの笑顔があれば大丈夫だ。
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