2011年10月23日日曜日

うずら ぶちええ竹原まつり @竹原バンブージョイハイランド


地元ケーブルのアナウンサーになったうずらがホリケンさんと全体進行。ステージの周りをバザーや地元のみかん、出来立てコロッケ、被災地会津若松の出店まで賑やかに囲む。竹原の子供が演じる太鼓やダンスのパフォーマンスのほかに、ご当地アイドルも登場する。
陽射しは夏なみ。でも、芝生が心地よい。可愛い子犬もいる。

「まなみのりさ」は、perfumeの後輩の三人組アイドル。
10代、20代での広島の有名人は竹原生まれの浜田省吾でも、もちろん矢沢でも拓郎でも奥田でもなく、ポルノかperfume。
ご当地なので、広島の新庄みそのCMタイアップナンバーを2曲も披露してくれました。
MMJ(もみじまんじゅうの略)は、どうやらAKBのものまね集団。今日は16人中8人が来てくれたと。

野外で聴くうずらの歌は気持ち良い。かぐやパンダの歌までプロデュースする多才ぶり。アナウンサーとしての活躍も楽しみで、ますます地元の人気者です。

2011年10月16日日曜日

柴咲コウ CIRCLE & CYCLE @広島文化交流会館 1016

一線級の女優で、なおかつ毎年ライヴで全国を席巻する柴崎コウ。
「月のしずく」のRUIは、突如、現れた歌姫だった。ストリングスに絡まる透明な歌唱、滑らかなファルセットに惹きこまれた。最近では、福山とのコラボも記憶に新しい。

あの声質を一番生かせるのは、バラードなのに、わかってなくて残念。ラバソーなど、ロックテイストでメロディアスな楽曲はまだよいが、クラブ系サウンドになると、声に色がなく、何より大音響で歌詞も聴きづらい。こなしてはいるものの、柴崎コウでなくてもいい。電飾、スクリーン、照明の連動は、他にないほど凝ってるけど、DJがしゃしゃりでて無粋な打ち込みがやかましい。途中のアンプラグドコーナでのユーミンはよかったかな。やっぱり、月のしずくがいい。美しい声なのだから、ちょっと残念でした。

2011年9月25日日曜日

山陰海岸ジオパーク 秋の浦富

「松島は松島、浦富は浦富」 by  島崎藤村




2011年9月2日金曜日

だいきあつこ*Acco さらさ と!其の参 台風天国 acco @ 楽座 0902

  台風がやってくる。そんな日の夜に、楽座でさらさのライヴ。ゲストは元ソウル大臣のacco(誰?なんで、さらさがソウル?)
  台風が来る前日の夜なのに、熱心なファンで埋まる楽座。年代も幅広い。広島のコアミュージシャンとしての地位を確立したかんじ。 

  どうやら、其の壱から始まった企画のようで、カジルの短い時間では聴けなかったさらさの魅力がふんだんに盛り込まれている。machiko先生のソロハープの新曲に、タイミングばっちりの新曲「雨」、二人が緊張したというできたてのアーモンドナンバー(まだ名がない)。

  ふたりは多才で多彩だ。あらゆるジャンルに挑戦し、数多くのオリジナルを生み出す。そして、machiko先生は従来のハープ奏者の枠を超える。
  ギターの音色はすべての楽器のなかで一番美しい、と思わせてくれる森川のシャープでソリッドでクリアな弦さばき。瞬時に魅せるハーモニクスの煌めきは琴線に触れるどころか震わせる。その森川のスリリングでハイテンションな世界を、Machiko先生がハープで呼応し化学反応を起こす。
 季節の情景をたおやかに調べにのせたかと思えば、JET、オセロ、デュオローグで森川と戦い、高音弦の華やかな弾糸に、切れ味グリッサンドのほかにはないハープバリエーションで、さらさの音楽を虹色に輝かせている。


沖縄三部作と名うったメドレーは、島人の宝、島唄、風になりたい。風になりたいはサンバなので沖縄ではないが、パーカッションパーツをお客さんと共有する楽しい趣向。島唄で、ハープを使って三線の音を表現してくれたのが斬新。BeginとBoomの好きな歌をさらさで聴けたことも嬉しい。
  
客席の奥に目立つ金髪。いろんな客がいるなあと思ってたら、ゲストヴォーカルのacco。小柄で萌え声。マライアのヒーローを歌いだすと、会場の空気が変わる。

  accoの声が、楽座を覆い尽くす。音調が滑らかで、ふわっと心を包み込む透明な声の粒子に、浮揚感を味わう。うわ、こいつ、本物じゃん。
  強く響き渡る共鳴はしなやかだ。きしみや雑味がないヴォーカリストとして完成された声。会場を揺るがす声量だが、MISIAのステンレスメタルのような圧力はない。アンジーのような硬質なクリスタルでもない。涼やかに透き通っているが深みのある温かく優しい声質。声の粒子の一粒一粒が柔らかに心にしみていく。

圧巻は桜井がバンクバンドでSalyuと歌う名曲「TO U」。そう、Salyuの持つ透明感に似ている。

ダイナミックな歌唱。伸びやかに響き、テンションを高める。それでいて、ふっと滑らかに収束する音調の完璧さに胸のざわつきがとまらない。思わず、YEAHと叫び拍手する。

machiko先生がピアノに切り替えて、accoのダイナミックなヴォーカルを支えてました。machiko先生、ほんとに多才。

台風の日に、音楽のプロフェッショナル達によって、楽座にソウルが吹き荒れた。また、この三人でやってほしいな。

さらさ
http://harpmachiko.web.fc2.com/s-home.html
acco*だいきあつこ 
http://accocafe.blogspot.com/

http://e-jellicle.blogspot.jp/2012/11/in-kapone.html

2011年7月5日火曜日

一青窈 Tour 2011 頬づえ ~夕方早く私を尋ねて @ 倉吉未来中心 0703

 一青窈は幼少から日本海を見て育った。小学生のとき父を、そして高校生のとき母を、ともに癌で失くしている。去年の7月にあった鳥取でのローカルな終末医療のイベントに、地元の野の花診療所の医師、徳永進の呼びかけで谷川俊太郎、よしもとばなな、玄侑宋久といった名だたる著名人が集い「死」を語った。そのイベントの当日の朝、参加を思い立った一青窈が当時週刊誌を賑わしていた小林武史とともにやってきてハナミズキを歌い、会場は大歓声に包まれた。
 
自身のオフィシャルサイトでも、私の歌のテーマは「生と死」に向き合ってますと語る一青窈。

   …大切な人が生きているうちに ありがとう  と ごめんね は出し惜しみしちゃだめだと そう思って今に至ります 
  あなたの道の途中に  私の言葉や音楽が在ったのならばそれはすごく幸せです。 あなたにありがとうを言いたくて 私は歌をうたう…

 失って初めて大切なものに気付く、それを何度も繰り返す人生。そんな歌詞を書く一青窈。ファーストの「あこるでぃおん」や「アリガ十々」で、家族への愛と幼いころの思い出を綴る柔らかい曲調が珠玉だ。

 昭和の歌謡曲がずっと好きだという。舞台セットも昭和の風景。上を向いて歩こう(アカペラで)、奥村チヨの終着駅、夜明けのうた、そして中島みゆきの時代を歌う。

 最近の曲って、みんな綺麗に前向きだけど、人間ってそういうもんじゃないよね。最近、読んだ五木寛之の「青年は荒野をめざす」。ジュンのトランペットがスウィングしない、みんなの音とグルーヴしないのは綺麗すぎるから。素の自分が持つ、怒りも不安も嫉妬も屈辱も孤独も何もかもないまぜにして飾らない音楽を表現できたとき、そこからスウィングが生まれる。自分の歌もそうでありたいと。

 歌謡曲を歌う一青窈は、活き活きとしてほんとに楽しそうだ。「終着駅」はドラマを観ているような表現力に圧倒される。そして「夜明けのうた」「時代」と震災の復興の祈りをかさねる。「時代」はまさしく時代を超えた名曲だ。今日は倒れた旅人たちも生まれ変わって歩きだすよ♪胸を撃たれずにはいられない。

 最後の曲は、ハナミズキ。君と好きなひとが百年続きますように。ほとんどのひとが、この曲を聴きに来ている。もらい泣き(泣き寝入りと間違えられたらしい)もよいし、歌謡曲も聴きごたえがあった。ただ、ほかの楽曲との差がありすぎる。歌唱も、個性も、生き方も魅力的な一青窈。すぐれたコンポーザーがすぐ傍にいるのだから、しっかり味方につけて、独自の世界を存分に表現してほしい。

 1千回も 1万回も アリガ十々 アリガトウ♪