ストーリーはほとんど忘れてしまっていたが、そのドラスティックな展開に翻弄されながら、最強の家族ひとりひとりの個性がとても印象深く残っていた。父親は穏やかだが知己に富み、自分の生き方に矜持を持っている人。先だった母親は陽射しのような笑顔を持つ、美しい人。兄の泉水は弟思いのいい奴で、弟の春は天才肌のかっこいい奴。
二階から落ちてくる岡田将生は、はまり役。映画(GyaO!)では岡田以外の配役に最初違和感を覚えたが、次第にそれぞれ(加瀬や小日向)の演技に惹きこまれていく。美少年の春と陽射しのような笑顔の母の陰りの原因も次第に思い出してきた。あれ、いきなり吉高由里子。春を追いかける夏の意味でストーカー「夏子」さん登場。「蛇にピアス」の主演後の登場でまだ初々しく、原作でバリバリのキャリアウーマンに変身した夏子さんではなかったのが残念。
犯人役の渡部篤郎も、母親役の鈴木京香も、最近のCM(ダイハツ)の法廷シーンで登場する。けっこう、すごいキャストを集めているが、その当時は、映画の存在自体知らなかった。鈴木京香もまだセカンドバージンが始まるまえで、「あなた、危険な香りがする」とCMで言いそうなかんじはない。・・・「はい、そこまでぇ」
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