2009年11月8日日曜日

妹尾美穂 広島降臨 Jazz Live Comin 1108

 広島と岡山の混成セクステット(トロンボーン・トランペット・サキソフォン・ピアノ・ベース・ドラム)で妹尾美穂が広島初上陸。真昼間のジャズライヴ。コンクリート打ちだしの狭い店内はすし詰め状態。派手なブラスの立ち上がりのあと妹尾美穂のピアノが響く。緑の風に、水面が揺らぐ。 妹尾美穂が届ける音符はモイスチャーリンスされて、一粒一粒が春の雨のように優しく心に触れる。α波を生む魔法のピアノ。
 バンドリーダ大月の選曲は軽快な展開が多い。うしろから見る妹尾美穂も楽しい。以前、その軽やかな心地良さから妹尾美穂を「歌うピアノ」と称したが、実は「踊って歌うピアノ」だった。つねにステップを刻む足。大きくしなり、揺れる肩。全身が躍動している。
 今日のブラスはかっこよかった。BIGNAMEなんかいらない。そこにグルーヴがあることが楽しい。なめらかなトロンボーン。情熱的なサキソフォン。激しい叫びからフリューゲルの柔らかな音までこなすトランペット。
 妹尾美穂のオリジナル「ソングオブサイレンス」にブラスが絡む。アレンジが斬新で楽しい。風が吹いたあと、短く響く冴えた音が連なり、テンションを積み上げる。ひとつひとつの打鍵に胸の奥がざわつく。テンションの高まりとその一瞬の崩壊の繊細な展開が妹尾美穂のセンスだ。
 初めて聴く広島のファンはすっかり魅了されている。これからの広島での活躍が楽しみです。http://www.jazzcomin.com/
http://mihopower.blogspot.com/

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